明治23年に三菱の所有となり、その後日本の高度経済成長期に良質の製鉄用原料炭を供給する島として国からも手厚い保護を受けてきた端島(軍艦島)は、現在無人化し海洋建築物の風化過程を知り得る貴重な遺構として研究が進められている。
この乗船体験学習では、長崎港から端島(軍艦島)周辺を巡り、現在の端島を間近に見ながら島での暮らしを語り部や上陸ガイドに語ってもらう事により、当時島内に凝縮していた一つの都市空間を体感してもらう。近代日本・長崎・端島の歴史を振り返る事によって、限りある資源をどのように生かしていくのか、新エネルギーとなり得るものはなど、個々で今後のエネルギー問題を考える機会とする貴重なプログラム。